カムイスペースワークスブログ

CSW (1)
北海道に生まれた民間宇宙開発企業カムイスペースワークス。
略して「CSW」
まずはブログで情報発信開始です。
「そんなこと出来るわけがない」「食っていけるわけないだろ」
なんていう大人達をひっくり返すことを目指して突っ走ります!
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カテゴリなし

合体!(植松) | カテゴリなし 2009/06/17 11:10
http://myhome.cururu.jp/camuispaceworks/blog/article/81002726525

福島駅にて、やまびことつばさが合体です。
連結器がカッコイイ。
しかし、あっさり繋がります。
たしか一両あたり、40トンくらいあるはず。
どのくらいの設計荷重になってるのかな。
新幹線は、全車両が動力車だから、発進や停止では、通常は連結器にはあまり力はかからないはず。
だとしたら、どのくらいの異常事態を想定しているのかな。
最大編成16両が、停電でフリーになったのをべつなディーゼル車が牽引して、最大勾配の坂道を登るってのが、きついパターンかな。
設計には、安全係数が必要です。
吊り下げる道具のワイヤーやチェーンは、運用荷重の5倍から7倍の安全係数がかかっています。
対して、飛行機やロケットは、安全係数は1.2とかです。
えー?飛行機って、全然余裕無いじゃん!あぶねー!
とか言ってはなりません。
戦闘機は、普通に飛んでいる時の、7倍から9倍の力がかかる事を想定しています。
旅客機は、2.5倍くらいです。
そこに、さらに、安全係数をかけます。
だから、飛行機は、意外とかなり頑丈です。
戦闘機は、かなりダンプカーに近いごつさでできています。

だったら、安全係数は最初から10とか12とか言うべきでは?と思うかもしれませんね。
でも、違うんです。
安全係数とは、丈夫さを示す数字ではありません。
安全係数とは、不測の事態に備えるものです。
だから、予測が正確であればあるほど、そして、運用が正しければ正しいほど、安全係数は小さくてよくなります。
零戦は、試験の際に、設計荷重で壊れました。
べつな飛行機は、設計荷重を遥かに超えても平気だったそうで、設計者は後の手記で、その丈夫さを自慢しました。
しかしそれは、設計ミスです。設計荷重に最適なものが作れないということをしめすものです。

念のため丈夫にする、ということが、適当に行われてはいけません。
厳密に予測すべきです。

これは、設計にかぎった話ではありません。
適当な不安から、不必要に安全係数がかかって、肥大化してうまくいかないプロジェクトを沢山見てきています。
安全係数がかかりすぎると、なにも出来なくなります。

さっきの連結器も、脱線しても外れないこと、とか要求されたら、成り立ちません。
まっすぐ一本のつなぎめのない列車になります。
そんなの、カーブできないですね。

あかんぼに、はんだゴテをわたしたら、間違いなくおおやけどです。
それにたいして、はんだゴテが危険だから事故がおきた!って騒がれたら、きっとはんだゴテはなりたたないです。
最近、事故が増えています。その原因には、センスのない人の急増があります。
危険が予知できない人が増えています。
カッター使えない大学生は、普通です。もちろん、包丁だって使えないから、自炊はできません。
そういう人は、車の運転も危険です。
そういう、予測できないことを平気でやる人がふえると、社会の安全係数はどんどん増えて、社会は高コストになっていきます、

危険を体験する教育が必要です。
カッターを使う。自転車に乗る。着衣泳なんてのも大事ですね。
そして、その中で経験する怪我や痛みは、学びです。
それを訴えたり、大事にする人がいます。そして、その結果、他の学びたい人達の学ぶチャンスも失われます。そして、そういう子達は、社会にでてから、危険にいきなり直面し、困るのです。

未来の予測が大切です。
そうすれば、漠然とした不安の呪縛から逃れられます。
予測するためには、知識が必要です。だから、学ばなければなりません。

学ぶってのは、テストでいい点を取るためではなく、未来を予測し、無駄な安全係数を減らし、フットワークを軽くするための行為です。

学べば、不安は減るんです。
不安はお金で解決するものではなく、学びでしか乗り越えられないのです。
コメント(9) 印刷
icon 高橋徹哉 作ってみたいと思っているグライダーの設計のお勉強のはじめとして、運動包囲曲線を作ってみたことあるのですが、結構でかい範囲のものを作らなければならないんだなあと愕然としたことがあります。
ああ、飛行機って丈夫なんだとそれだけでも結構感心したことがありますね。

といいつつも、飛行機の形状や部材は土木の構造物から見るととても細いし、シェイプアップしていますよね。

土木の構造物は昔のものから比べるとどんどん重厚長大化している面があります。
普通は逆でしょ?技術が進めば部材は薄くなって、材料は少なくすむようにならないといけないじゃないですか。
それはなぜかというと、「不安に対する安全率」が大きいんですよね。
「施工の不確実性に備える」という言葉で表現されるんですが、確かに相手は金物でもなく、プラでもない土という自然ですから必ず施工の不確実性はあるものなんですが、この「不確実性」というのは多少手を抜かれても安定している構造物にしなさいという部分もあるんですよね・・・・。

「信用」って言葉があるじゃないですか、まずは「人間を信用しない」事、それも作る人間を信用しないことから始まる設計はなかなか寂しいものがありますね・・・・。
2009/06/17 12:04 delete
icon (ぐ) 怒涛のご出張お疲れさまです。
釣られて書き込みというか義務感に駆られてというか・・・(^^;

JRの機関車の牽引力(引張力)はでかいのでは30t以上なんてのもあります。
これで最大1300tぐらいの貨物列車を牽引します。
裏が取れてない資料ですが貨物列車などで使われている自動連結器の場合
最大安全張力が40t、分解強度が160tだそうです。安全率4倍ですね。
電車用(密着連結器)だと確かにもっと弱いでしょう。

引張だけが問題でもなく、急勾配で前の補助機関車が非常制動かけたら
後ろに連結してた電車列車の連結器が座屈でぶっ壊れた、なんてことも
あったそうです。幸い試運転のときでしたが・・・


2009/06/17 12:52
icon (ぐ) 連続カキコ失礼します。
新型2階建新幹線(E4MAX)が16両編成(8両*2)で編成重両1000t弱ですね。
最急勾配が15‰だからざっとどんぶり勘定で必要な引張力は30t以上・・・
ギリギリっぽいですね。(^^;
そういうときはやはり勾配を下る方向に救援するのかな?

2009/06/17 13:18
icon 植松 閉校になる学校の体育館は面白いです。
ものすごく複雑精緻な鉄骨の組み合わせで、大規模構造ができています。
でも、いまでは、どでかいビームをずどんと使います。
オクラホマで見た屋根用のビームは、片方がテーパーになって細くなっていました。
そういう部材は、種類を作りたくないから、有る程度の規模の建物は、
基本設計は同じなんだそうです。部材の共有化も、引っ越しも可能だそうです。
なぜ、日本では、そういうことができないのかなあ・・・と思います。
ちなみにいま、北海道では、各地に建てられた公共施設が、維持コストの高騰で悲鳴を上げています。
設計に奇をてらいまくった結果、全面ガラス張りなどの大規模構造が、ものすごい価格で製作され、そして、北海道の気候に対応できず、ものすごいエネルギーを消費しています。
税金ね。
やれやれ。
ちなみに、植松電機の建物は、最初に建てたものから、基本構造が変わっていません。だから設計コストがほとんどかかりません。そして、内部に関する改造も、十分に実績のある建物ベースなので、安心して出来ます。
ま、そのかわり、美しさには欠けるので、心ない人からは、「サティアン」呼ばわりされることもあるのですが、でも僕は気に入っています。
新しく建設中の建物は、壁の厚さが60センチです。
スーパー高断熱に挑戦しています。

2009/06/17 16:35 delete
icon 高橋徹哉 建物を
道具として捉えるか(変な話、旋盤やフライスの延長と捉えるか)
衣服として捉えるか(変な話、コートの延長として捉えるか)

によってだいぶ話は変わってくると思うんです
きっちり道具として捉えれば、いわゆる「サティアン」化するのだと思います。
それはそれでいいと思うのです。

居住空間としての住まいも昔の三角屋根の分譲住宅で本来なら十分だと思うのです。
私の実家も三角トタン屋根で回りもおんなじかたちの団地ですが不便はなにも感じませんでした。
木の城というのがありましたが、あれも一つ評価される取り組みだと思います。ただ価格は高かったですが・・・。

・・・・どちらにせよ「サティアン」という名前は却下ですが。

ただ、公共のスペースの機能という部分と空間の快適さとの折り合いはなかなかこれという答えがないからこそ、奇をてらったような設計が出てくるのかもしれません。
(本当に奇をてらっている場合もありますが)

札幌コンベンションセンターという場所がありますが、よく講習会や試験の会場に使われるところです。
ロビーがガラス張りであり、非常に気持ちのいい空間です
ただ、当然に暖房費は・・・・・なんでしょうね

使う人がどう思うか、どう感じるか、どう使うかは永遠の検討課題だと思います。

箱さえあれば機能は果たしますが、空間の気持ちよさも普通の人を集めるには必要な部分だと思います。

それを我慢してもいいんでないのという意識改革も必要なのかなあ・・・

うわあ、なんか技術士の建設一般の問題みたいだ・・・・・
2009/06/18 11:19 delete
icon Toshiyuki この列車の連結部のカバーのデザインが、モスラの口に見えてしかたがないんです。(笑)
学校などの建物は木造で、子供達にもっと技術を見せるべきだと思います。鑿(のみ)や鉋(かんな)仕事などの職人技を見せて、さわらせて身近にあるべきだと思います。
大型の体育館でもすばらしい木造建築があるそうですね。北海道だと雪の重さに耐えられるようにした建物が残っているのでは?国産材を使って計画的に改修、立て替えすれば、安定した仕事、材料調達、技術の継承など繋がっていくと思うのですが。学校はそんなとこで有るべきかと考えます。
2009/06/18 22:15 delete
icon 高橋徹哉 北海道の木造体育館の骨組みは美しいものがあります
学生時代バイトで北海道教育大学付属小学校の引越しを手伝ったことがありますが
そこの体育館の骨組みの美しさは息を呑みました
しかしそれも、もう取り壊されてなくなっているはずです。
寂しい限りです。

国産材の利用については・・・うーんというところがあります
10年生程度の木であれば手に入ると思うんです。
昔の建築に使われた=それだけ耐久性のある木はもうないと思ったほうがいいかもしれません。解体された旧家の梁材などを見てもこんないい梁材は手に入るのかなあという感じがします。
グライダーの世界でも木製機の維持管理上材料が将来手に入るのかは決して明るくはありません。あれだけ目の詰んだ木はもう手に入らないでしょう。
住宅材料でもいわゆる集成の柱材はまあまあしっかりしているとは思うのですがツーバイ材で重たくて狂いもないいい木だなあというのはあまり見ませんね・・・・。
2009/06/23 18:01 delete
icon ぼろねこ2k 木材はケミカルウッド止む無し、とこの頃思うようになってきました。木の多孔質を生かしつつ、汎用的に均一な質を得るには、合成樹脂止む無し、かな、と。
今37の私が小学校の頃は体育館級の木造建造物は結構ありましたけどね。
駅舎なんかが良い例だったと思います。あと、農協の倉庫ですね。
法令で木造に冷たくなったせいで大型建造物は造ることもままならなくなってしまいました…

余談ですが、新幹線が故障で動かなくなった場合の救援は今は、別の列車が引っぱる、だったりします。栄光の事業用ディーゼル機関車(日本最速のディーゼル車)、911型は鬼籍に入って久しいです…
2009/06/27 23:18 delete
icon (ぐ) > ケミカルウッド止む無し
ケミカルウッドて樹脂含浸の強化木ですよね?それはそれで面白い素材だなと思ってます。木材がそれだけになっちゃつまんないですが。
木造の大型建造物技術がすたれてゆくのは寂しい気がしますが、宮大工方面からの技術の展開ってないんでしょうか?
それよりも法規制や材料の問題の方が深刻なのか・・・

調べずに書いてしまいましたが新幹線の救援機関車っていまないんでしたっけ?
ググってもよく分かりませんでした。
停電時はどうするんだろ?保線用の機関車でなんとかするのかな?
911は格好良かったですねえ・・・

2009/06/28 11:26
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