●ビートルズ・フォー・セール(1964年)
収録曲
1. ノー・リプライ
ジョン・レノンの作品でメインボーカルも彼。
もともとはイギリスの歌手トミー・クイックリーに提供予定だったものをビートルズナンバーとして録音した。
イントロなしでいきなり入るジョンのボーカルにまず打たれる。
24歳とはとても思えない表現力にただ平伏す。。。!
アコギ中心のサウンドも後のフォークロックブームを予見しているようで興味深い。
ある意味ジョンの頂点ともいえる名曲。
2. アイム・ア・ルーザー
ジョンの作・ボーカル。
ジョンがボブ・ディランにインスパイアされて作ったフォーク調のナンバー。
世界的な人気者への道を順調に歩んでいたはずのジョンが自嘲気味に「僕は負け犬」と歌っている。
ビートルズは”アイドル”として過渡期に来ていたのだろうなと思わされる。
心なしかハーモニカも”ディランしている”。。。!!
3. ベイビーズ・イン・ブラック
ジョンとポール・マッカートニーの共作。
最初から最後まで二人で仲良くボーカルを取っている。
この時期のビートルズとしては珍しくワルツっぽい曲調で、彼らが単にビートを刻むだけのバンドではなくなってきたことを物語っている。
ジョージ・ハリスンのカントリー色いっぱいのギターも曲に非常にマッチしていると思う。
1966年の来日公演でも演奏された日本のファンにとっては思い出深いナンバー。
4. ロック・アンド・ロール・ミュージック
ご存知”ロックンロールの父”チャック・ベリーのカヴァー。
ボーカルはバンド一のベリーフリークだったジョン。
ジョンの気合の入ったボーカルが一番の聴き所であるが、ポールが弾いているらしいピアノが最高のアクセントとなっているのも聴き逃せない。
日本公演での一曲目だったねぇ、そういえば。。。
5. アイル・フォロー・ザ・サン
ポールの作・ボーカル。
1分48秒と短い曲だが、メロディーメーカーとしてのポールの実力がメキメキ上がってきているのが丸わかりな”隠れた名曲”といえる。
ジョンのコーラスもカッコイイなぁ。。。
6. ミスター・ムーンライト
ドクター・フィールグッド&ジ・インターンズのカヴァー。
ボーカルはジョン。
オープニングのジョンの絶叫が超強力。。。!
淡々とした曲調を熱っぽく仕上げているのは彼の絶唱の賜物。。。!
7. メドレー:a.カンサス・シティ~b.ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ
”カンサス・シティ”はウィルバート・ハリスンの、”ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ”はリトル・リチャードのヒット曲で2曲をメドレーにしたもの。
ボーカルはリトル・リチャードの熱狂的ファンであるポール。
ここではポールの驚異的なシャウトが聴き所。
”ミスター・ムーンライト”のジョンのシャウトと比較してみるのも面白い。
ジョージのギターもイイ味出してるんだよねぇ。。。
8. エイト・デイズ・ア・ウィーク
ジョンとポールの共作でボーカルも二人。(ジョンがメインっぽいかな)
アメリカではシングルカットされ1位を記録した。
ロック史上初めてフェイドインで始まる曲として認知されているが、そういう革新的な部分ばかりでなく、メロディー&コーラスワークの美しさや「一週間が8日だったらもっと君に会えるのに」という歌詞も素晴らしい。
このアルバムの中でも特に人気の高い曲といえる。
9. ワーズ・オブ・ラヴ
ビートルズに多大な影響を与えた”メガネのロックンローラー”バディ・ホリーのカヴァー。
ビートルズが公式に残したホリーのカヴァーはこれ一曲のみだが、”ビートルズ”の名前の由来にもなった彼のバンド”クリケッツ”や自作自演のスタイルな本当に有形無形の影響を受けているのだ。
そのせいかカヴァーも実にオリジナルに忠実な折り目正しいものとなっている。
10. ハニー・ドント
ロカビリーの大御所カール・パーキンスのカヴァー。
アマチュア時代のライヴではジョンが歌っていたが、ここでのボーカルはリンゴ・スターでジョンがリンゴに曲をプレゼントした形になっている。
リンゴの朴訥としたボーカルもほのぼのして良いが、カールの大ファンであるジョージのリードギターが一番の聴き所かも。
11. エヴリー・リトル・シング
ポールの作品でボーカルも彼。(ただしAメロはジョンの方が目立っている)
初期ビートルズでは珍しいティンパニーが大々的にフィーチャーされたミディアムロックチューン。
日本の同名グループはここから名前を拝借したんだろうね。。。^-^
12. アイ・ドント・ウォント・トゥ・スポイル・ザ・パーティー
邦題”パーティーはそのままに”。
ジョンの作・ボーカル。
全編を通してアコギが印象的な使われ方をしている。
フォークというよりはカントリーに近いかな。
軽快なんだけど、どこか物悲しい曲調が聴く者の胸を打ち素晴らしい。
13. ホワット・ユー・アー・ドゥーイング
ポールの作・ボーカル。
ドラムのみのイントロが珍しい。
ミディアムテンポのロックチューンだが、個人的にはもっさりした感じであまり好きではなかった。
しかし、リミックスアルバム「LOVE」(2006年)で”ドライヴ・マイ・カー”と繋がったヴァージョンを聴いた時評価が一変。
今は好きな曲だ。
14.エヴリバディーズ・トライング・トゥ・ビー・マイ・ベイビー
邦題”みんないい娘”。
再びカール・パーキンスのカヴァーで、ボーカルはジョージ。
パーキンス党のジョージが嬉々として歌って&ギターを弾いているのが目に浮かぶような好カヴァーだ。
「ビートルズ・フォー・セール」は1964年12月4日にビートルズ4枚目のオリジナルアルバムとしてリリースされ、全英1位を記録した。(4作連続)
プロデューサーはジョージ・マーティン。
前作「ア・ハード・デイズ・ナイト」からわずか5ヶ月(!)のインターバルでリリースされた作品。
驚異のインターバルの裏には年に2枚のアルバム制作を義務付けられていた契約上の縛りがあったらしい。
そんな状況下でさすがに全曲オリジナルは不可能であったらしく、14曲中カバー6曲(4、6、7、9、10、14)という編成も止むを得ないだろう。
しかもそのカヴァー曲群もビートルズが昔から演奏していた所謂ルーツミュージック的なものが多く、ぶっちゃけ”やっつけ感”は否めないが、逆にメンバーの音楽趣味をダイレクトに感じ取れるアルバムでもある。
シングル曲(イギリス)が入っていないため地味な印象を受けるが、カントリー色が強くどこかアメリカ的な感じがする。
聴き込むと味が出るスルメのようなアルバムだと個人的には思っている。
2009年のリマスターで遂に全曲ステレオとなった。
このアルバムに関してはステレオの方が圧倒的にカッコイイ。
故にリマスター盤の中でも俺の中ではヘヴィロテとなっている。。。^-^
”通好み”のアルバムだけど是非ご一聴を。。。
さて、ラストは音源紹介。
●ノー・リプライ
http://www.youtube.com/watch?v=9TDlEBwKJ28
●ベイビーズ・イン・ブラック
http://www.youtube.com/watch?v=SizmZmDYSfA
どちらもステレオリマスター。
”ノー・リプライ”のアコギの響きの見事さ、手拍子の生々しさと、ジョンのボーカルの艶っぽさといったらもう。。。!
”ベイビーズ・イン・ブラック”のバンド然とした佇まいも最高。。。!
ではまた次回^^
歌詞はせつないんだけど耳に入ってくる音は小刻みに首振りたくなるようなww
そんな感じがたまらないです(*´ェ`*)
2009/11/24 09:19
2009/11/24 22:06
2009/11/25 01:53
I'm A Loser ね;;
2009/11/25 10:22
ベアーさん<ドンマイでーす。。。^-^
2009/11/25 22:03