Q.<a href="http://kourau.biz/toypoodle/index.html" target=_blank">トイプードル</a>3ヶ月フィラリアについて
生後3ヶ月ちょっとの<a href="http://kourau.biz/toypoodle/index.html" target=_blank">トイプードル</a>を飼育している者です。
フィラリアについて教えていただきたいことがあります。(虫除け剤は点けてあったのですが)先日部屋の中に蚊が飛んでいたのを発見。
急いでつぶした所、蚊が血を吸っていた状態でした。私も主人も刺された形跡はないので、刺されたとしたら飼育している犬。
あらかじめ先月初めてフィラリア予防のお薬を飲ませてはありますが、服用したのは先月です。
心配になり投稿させていただきました。早く病院へ連れて行ったほうが良いのでしょうか?どなたかよくご存知の方教えてください。
ちなみに今月のフィラリア予防のお薬投薬(飲み薬)は9/23です。
A.
動物看護士です。
フィラリアのお薬の効能と、フィラリアの生態をお知りになれば、不安も消滅されると思います。
フィラリアに感染している犬の血液を蚊が吸血すると、ミクロフィラリア(感染犬の心臓にいるフィラリアの成虫が産んだ子虫)も血液と一緒に蚊は吸血することになり、体内に取り入れることになってしまいます。
(フィラリアに感染している犬の血液中には、0.3ミリくらいの子虫、つまりミクロフィラリアがいるのです)
蚊に吸血されたこの子虫は、蚊の体内で約2週間経過後に、やっと感染能力を持つ子虫(0.7ミリくらい)に発育します。
そして、この感染子虫を持った蚊が犬を吸血する時、幼虫がその犬の皮膚から浸入します。
皮下組織や筋肉などで、約2~3ヶ月かけて成長を続けると2センチ程度までに発育し、血管に侵入して肺動脈にたどりつきます。
その後3~4ヶ月間虫体は発育を続けて成虫になり、オス、メス揃うことで子虫を産みだします。
フィラリアのお薬は、ミクロフィラリアが血管に入る前に駆除するお薬(駆虫薬)なのですが、
ミクロフィラリアにも成長の段階があり、どの時期でもお薬を飲ませれば効くということでもないのです。
フィラリア幼虫の成長には5段階あり、L1→L2→L3→L4→L5となります。
フィラリアの成虫が産んだ子虫はL1と呼ばれ、フィラリアに感染している犬の血液中にいます。
首尾よく蚊に吸われたL1のフィラリアの子虫は、蚊の体内で一定の条件下でL2,そして新しい犬に移ることの出来る段階のL3にまで成長します。
蚊が犬の血液を吸った時にL3の子虫を犬の皮下に植え付け、新しい宿主の体内に辿り着くと、L3は皮膚の内側で1~2週間生活しL4になります。
L4も皮膚の内側で3ヶ月かそこら成長を続け、L5期に達すると宿主の犬の血液循環に入ることが出来るようになります。
L5はヤングアダルトであり、事実上成虫のようなものです。
ヤングアダルトフィラリアは血液に乗って心臓に入り、心臓から成虫が交尾しL1を産むことが出来る肺動脈に(もしスペースがあれば)移ります。
L3は犬の体内に移ってから約5~7ヶ月で交尾可能な成虫になり、「子虫(L1)の誕生」に戻ります。
フィラリアの月に1度服用するお薬は、予防薬と言われてますが正確には駆虫薬であって、今使われているお薬のほとんどはL3やL4の子虫を駆虫するものになるのです。
従って、フィラリアの予防薬は、蚊が出始めたからすぐに飲まないといけない、というものではなく、蚊が感染能力を持ち始めて、1ヶ月ほどたった頃から、そろそろ飲み始めれば駆虫が可能なのです。
終了は蚊がいなくなってからひと月後までということです。
今回ワンちゃんがL3期のフィラリア子虫を持った蚊に刺されたとしても、およそひと月後(ご質問の場合は10月分。9/23に飲ませる分はまだフィラリアのお薬が効くまでに子虫が成長してません)に服用するお薬で駆除できますので、体調のいい時に忘れずに飲ませれば大丈夫ですよ。
また、蚊に刺されても子虫を持ってない蚊という場合も中にはあり、この場合は血液を吸われるだけのこととなります。
ちょっとした事がいろいろと気になってしまいますよね。
もし不安になったり、気になることがあれば、かかりつけの病院にお気軽に尋ねられてもいいと思いますよ。
動物病院は病気の治療や手術を行なうところだけでなく、相談なども仕事のうちには入りますので、通常であれば嫌な素振りも見せず答えてくれると思います。
どうかワンちゃんと楽しい生活を送ってください。