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一つ前の記事でグダグダな内容の話にお付き合い頂き感謝です。あの後に親同士での
意見の食い違いでちょっと更にドタバタがあったのですが、2個続けて重い話も読む方が
気がめいるので、そのうちアップします。(愚痴もあるけど、僕の体験談もあり)
さて・・今日は映画のレビューです
(と言っても見た事ある人が多い昔の映画)
戦争映画はお金が物凄くかかります。特に名作と言われる映画はセットもきっちり
作らないといけませんし、爆破や破壊シーンもきちんと作らないといけません。
今日の映画のレビューは・・これ!

なーんだ!見た事あるや~!と言う方も多いと思います。1970年に公開された
古い映画です。製作はアメリカと日本の共同制作 お互いの国に監督がいて、日本側は
あの黒澤監督だったのですが・・色んな事情から降板させられました(事情は省略)
この映画の凄い所は、まだ当時CG(コンピューターグラフィック)がありませんから、
殆ど合成映像が無いところに尽きます!この戦艦長門も実物大の大きさのセットを組んでます。
「漢たちの大和」でも大和のセットを組んでますが、ある程度作って後はCGでごまかしてます。
もちろん主人公が居ない映画と書きましたが、アメリカ大統領や日本の東条英機や
山本五十六長官他多数の方が出演しております。(寅さんも出てるが、カットされてます。)
また1970年にアメリカが作った映画(共同制作)の割りに、日本の事を良く判ってます。
旧日本海軍は、イギリス海軍を手本にしておりましたから、比較的西洋的な感じです。
作戦会議の1シーンもこんな感じでやっております。
が・・・何故かその30年後の映画「パールハーバー」では
こんな無茶苦茶な会議になっております
こらぁぁぁ~!オッサンの後ろの意味フな旗はなんじゃ!
鳥居に日章旗が縦向き?ふんどし締めた兵隊が模型浮かべてるし・・
30年前にきちんと作って、それから30年後になんでこーなる?
1970年の頃と言うとブルース・リーの映画の中で、変な柔道家が出てきたり、お相撲さんが、
キテレツな格好で戦わされたりと、日本の当時のイメージは
Oh~!寿司!フジヤマ!芸者!ハラリキ!ちょんまげ!
みたいな無茶苦茶な時代認識をされていたのに、日本人から見ても違和感の無い、
正しい日本人を紹介した国際映画になっております。
※1980年代になっても、そのイメージは抜けておらず、日本通と言われたイギリスのバンド
「カルチャークラブ」のイメージビデオでも、日本と東南アジアがごちゃ混ぜでした。
太平洋戦争の真珠湾攻撃の話ですから、当然の事ながら飛行機が出てきます。
が・・日本は敗戦国です!太平洋戦争終結の時に殆ど日本の飛行機は廃棄されてます。
当然の事ながら本物の飛行機は残っておりません。そこで・・
1番目のゼロ戦はテキサンと言うアメリカの訓練機を改造して似せております。
2番目の97式艦上攻撃機はテキサンとバルティーBT-13をつなぎ合わせ飛ばしてます。
2個1セットで飛ばしてよくもまあ分解しなかった事
3番目の99式艦上爆撃機はバルティーBT-13らしい(元の飛行機ワカラナ~い!)
と似ている飛行機をそれなりに仕上げてます。ゼロ戦がちがーう!とか言う
突っ込みもありますが、色や改造がゼロ戦21型に似せているので許します!
たとえ中に乗ってるパイロットが、ちょっと小太りのヲタクっぽいパイロットでも

パイプ突っ込んだだけの、やっつけ仕事の様な7,7mm機関銃が見えるとか、照準器が
違うとか、キャノピー閉めていてゴーグルはしないだろうとか突っ込みたくなりますが・・
ストーリーとしては、戦争状態になるまでの話が前半を占めます。暗号解読を完全にしているにも
関わらず、当時のアメリカ側の危機感の欠乏や不手際、戦争に反対している山本五十六長官や
イケイケの開戦派の東条英機大臣とか、お互いの立場を公平に描写しております。
後半は、旧日本海軍による真珠湾攻撃のシーンがメインとなっておりますが、これがも~
圧巻!先ほど載せた飛行機を、本当に真珠湾の上でバンバン飛ばしております。
3年前に、広島の旧海軍江田島兵学校を見学に行った時、案内してくれた元潜水艦乗りの
方が、「自分が演習でハワイに寄航した時に丁度撮影をしていた!俺の船も写ってる」
と言っておりましたが・・・本当に映っておりました。
CGが無い時代ですから、本当に超低空飛行や惜しげもなく爆破や破壊をしております。
パイロットも凄腕さんを集め、航空ショーでも見れない程の超低空飛行もやってます
写真じゃ判りにくいですが、下のP-40を攻撃してその横を、かすめて飛ぶゼロ戦の高度は
5mもありません!CGじゃありません!実際にやってます!凄すぎるわ!この方!
破壊されるシーンも凄く、予定外の事になって本気で逃げる逃げる兵隊の役の方も凄いです。
この方、後で絶対に監督に文句言ってるだろうな~!本当に死にそうな目にあってるし・・
と言うか・・この映画の撮影で本当に2名死んでるし!
尊い殉職者も出たおかげで、映画のシーンは迫力満点です。何よりもパイロットの腕が凄い!
何気ない1シーンに見えますが、高度20mもない所を、爆破され黒煙の中から
ゼロ戦が飛び出してきてますが、超低空で黒煙の中に入ると目隠し状態になるのに、凄い度胸!
ってか神経1本位抜けてる?様なシーンが続きます。
アメリカのパイロットが出てくるシーンですが、後のパールハーバーに引用してると思う。
そのパイロット達が、迎撃でゼロ戦を撃墜するシーンでは、アメリカの映画館の中では
立ち上がってのヤンヤの拍手喝采
となったそうです。(アメリカ人ノリが良いし)
アメリカ人側から見ると、凄くストレスの溜まるシーンが続く映画だけに・・・・
日本人としてはその現場に居たくないですね!(暴漢に襲われます!)
攻撃は大成功し、大本営発表の発表を聞いた山本五十六司令長官は最後に・・・
「眠れる獅子を起こした」と言う名台詞でこの映画は終ります。
実際その4年後にはエライ目にあって、無条件降伏になってますし。
1970年と言うと、アメリカは丁度ベトナム戦争の真っ最中。プロパガンダ的な戦争継続を
叫ぶ様な映画ならまだしも、アメリカがコテンパンにやられる様な映画を大金をかけて作ったので
アメリカでの興行成績は不振に終わりました。(それでもこんな映画を作るアメリカって凄い
)
それまでの、ジョン・ウェインが出てくる映画なんて、どう見てもアメリカの飛行機に、中国人?
香港の俳優?日系2世の役者を日本人役で登場させて、敵役として無茶苦茶にしてます。
この映画は後にDVD化され採算は見合うだけの興行収益ととりました。また殆どこの映画の
戦闘シーンを流用しただけの、やっつけ仕事で作ったような「ミッドウェー」の方が
アメリカではヒットしました。内容もラブコメ入っていたし・・・!もうグチャグチャ
この軟弱者が~~!!
2001年に「パールハーバー」が上映され、映画館で見たのですが・・・前半のグダグダな
ラブストーリにイラ!
っとしてきて、見ていくと更にイラ!イラ!
っと・・・
そりゃCG満載ですから、爆破シーンや破壊されるシーンは格段に良くなってます。
確かにリアルに作ってあります。ゼロ戦も本物のゼロ戦を飛ばしております。主人公2名
がのったP-40戦闘機があんな低空で逃げ回ってるシーンは・・
ありえねぇ!ありえねぇ!P-40が低空でそんな訳ねえ!
さらに・・・
みたいな事を言っておりましたが・・・・当時のアメリカ軍首脳部ですら、
サル真似日本人が、白人の真似を出来るわけない!と見くびっていて、中国義勇軍から
のゼロ戦の報告も「この報告をしてきた奴は、腰抜け野郎だ!」と信じなかったのに
なんで単なる兵隊のおまぁ~が知っとるん?もしかして
OSSの方?(今で言うCIA) 大臣より情報が先ってどーよ?
パールハーバーを見終わって、前に居たカップルの男の方が、彼女相手にしきりに
「良い映画だったね~」とか言ってたが・・
全然つまらんかった!
(単なるラブコメ映画じゃん!しかもややこしい関係やし・・)
この「トラ・トラ・トラ」は、今でも人気があり特にイラクでは大人気!
アメリカと正面切って戦い、これだけ被害を与えた国は日本しかないですしね。
サダム・フセインもウサマビン・ラディンも好んでみたのかな?
最初に、話が戻りますがこの映画には主人公は居ません。この出来事そのものが
主人公ですから・・・。戦争を始める時の指導者は、一方的勝利による短期決戦を目論見ます。
が・・大体予想外の事になり、長期化と泥沼化して国民を巻き込む惨事となります。
兵器類は好きですが、戦争は反対ですね。なんでこの映画をレビューしたかと言うと
今年が虎年だったからです!
次は12年後にまたこの記事アップします。(12年後やってるのか?)
1月9日作成(YPU)