奥田民生がユニコーンでデビューして20年。
それを記念して(?)制作されたソロ作品のカバーアルバム。
1曲ずつ触れていきます。
[Disc.1]
1.マシマロ(木村カエラ)・・・9点
いかにも、渡邉忍(ASPARAGUS)がアレンジしましたって感じのアッパーな仕上がり。
(渡邉は最近のカエラ作品の作詞・作曲を担当)
まあ、のんびりやってたら「BEAT」と大して変わらなくなるもんね。
2.ワインのばか(B-DASH)・・・8点
B-DASHっぽく愉快なパンクになりました。
というか、B-DASHって奥田民生好きだったんですね。それが意外だ。
3.カヌー(斉藤和義)・・・8点
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」みたいな前奏。
で、アコギの音がすっごい優しいのね。さすが斉藤和義って感じで。
4.さすらい(スピッツ)・・・8点
民生のちょっとしゃがれた声と違って、草野マサムネの澄んだ声でもいいですね。
そこまで大きなアレンジはないけど、後ろで奏でられるギターに
スピッツらしさが感じられます。
そういえば、前にテレビでコブクロと民生でこの唄セッションしてたよな。
コブクロも参加してくれたらよかったのに。この企画。
5.イージュー★ライダー(GOING UNDER GROUND)・・・6点
基本的に原曲のままですね。ただ、GOING UNDER GROUNDって
独特の疾走感を持ってるバンドだから、そういう部分をもっと出してもよかったような。
6.恋のかけら(サンボマスター)・・・7点
テレビ番組で共演したときは思いっきりギターかき鳴らして、
「いかにもサンボ」って感じで絶叫してたんですけど、
今回はそこをぐっと抑えて、原曲の持つ優しくて切ない部分を強調した感じ。
それと同時に「サンボだってバラードができるよ」ってところを見せ付けた印象。
7.MOTHER(The ピーズ)・・・7点
PUFFYのときと違って、だら~んとしたアレンジ。
ピーズらしいっちゃらしいけど。
8.息子(チャットモンチー)・・・10点
AメロとBメロはゆったりと、サビは強く。
これをチャットモンチーが完璧に再現してると思う。最初はかわいらしく、サビでは力強く。
チャトモがそこら辺のガールポップとは明らかに違う逸材だってことも実感。
9.野ばら(GLAY)・・・4点
前奏のギターの音で、「うわ、GLAYだ!」。歌い出しで、「うわー、GLAYだ・・・」。
あの吐息が漏れるようなTERUの歌い方は民生の曲には合わないような・・・。
そもそも、GLAYの中でユニコーン好きを公言してたのはJIROだけだったと思うんだけどな。
JIROだけなら、EBIの曲あたりで参加してくると思ったんだけど。
10.手紙(中孝介)・・・8点
中孝介の独特の歌い方っていうんですかね。ファルセットとこぶし。
これが不思議と合ってるんですよね。なんかゾクッとした。
[Disc.2]
1.トロフィー~ヘヘヘイ(ウルフルズ)・・・6点
なんか普通にウルフルズの曲として聞いてしまった。
「ヘヘヘイ」のファンクっぽいアレンジは、“らしい”ですね。
2.健康(PUFFY)・・・5点
元々がのんびりした歌で、それをPUFFYがいつものようにのんびり歌ってる、と。
ちょっとジャズっぽいアレンジが加わった程度。
3.花になる(ザ・コレクターズ)・・・7点
ドラム叩く数が増えたことで、なんか疾走感増しましたね。
まあ、すさまじく特筆することもなく。
4.月を超えろ(detroit7)・・・6点
パンチの効いた女性ボーカルのバンドで、いつもはガレージっぽい
ゴリゴリした音なんだけど、この曲では少し抑え目にしてますね。
5.ルート2(SPARKS GO GO)・・・6点
骨太なロックナンバーを骨太なスパゴーがやるってことで期待してたんですが、
ちょっとテンポ遅くなってんじゃん。まあ、スパゴーもいい歳だしなぁ・・・。
6.愛のために(HALCALI)・・・5点
分かるよ。ハルカリがカバーしたらこうなるってことは分かるよ。
ただ、サビに入ってもそんなにメリハリがないのがね・・・。
7.これは歌だ(THEATRE BROOK)・・・7点
シアターブルックってもっとギターロックな感じじゃなかったでしたっけ?
なんか打ち込み使ってて、サイケなポップって感じなんですが。
でも、代表曲が並ぶ中、これをチョイスしたところは素敵だと思う。
8.サウンド・オブ・ミュージック(DEPAPEPE)・・・6点
アコギ2人のユニット・DEPAPEPE。どうカバーしてくるかと思ったら
彼らの演奏の中に、「サウンド・オブ・ミュージック」のメロディを入れてみたって感じかな。
もはやDEPAPEPEの曲だよな。それでも彼らの持つ元来の清涼感はいいですね。
9.The STANDARD(井上陽水)・・・8点
今回のカバー&トリビュート企画で、
「奥田民生はこんな優しい歌を書くんだぞ」ってことが浮き彫りになったと思うんですが、
この陽水の歌を聞くと、「奥田民生の歌がいかにセクシーか」ってことを浮き彫りにしたと思う。
陽水の声もポイントになってるけど、すっごい引き込まれますよ、これ。